子宮蓄膿症
子宮蓄膿症とは、子宮に膿が溜まる病気です避妊手術をしていない中年以降の犬で、食欲がない、ぐったりしている、生理が長い…等の症状があれば一番に疑う病気です
放っておくと、死に至る病気です
ごく軽度の場合は抗生剤で一時的に抑えることも可能ですが、基本的には子宮卵巣を切除する手術をします(避妊手術と同じ手術です)
今回、2.5Kgの小型犬さんから、400gもの子宮卵巣(膿がたまった状態で)を手術にて摘出しました
来院時には、ぐったりして食欲もありませんでしたが手術翌日からは元気で食欲もしっかりもどりました(回復の具合はその子によります)
子どもを生ませる予定はない場合、子宮蓄膿症になって全身状態が悪化してから手術するよりも、元気な状態で避妊手術するほうが圧倒的にリスクが少ないです
子宮蓄膿症は避妊手術で100%防げる病気です
出産予定のない女の子の場合は避妊手術を前向きに検討してくださいね
2021年12月17日 17:31