滋賀県長浜市の動物病院 長浜どうぶつ病院|夜間救急24時まで対応

滋賀県長浜市の長浜どうぶつ病院は、飼い主さまも動物もホッとできる場所。夜間緊急時は深夜0時まで対応可能(要電話)です。

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ブログ

食べてはいけないもの(1)

4月に入り、暖かくなってきましたね
長浜どうぶつ病院の花壇も花盛りです!
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この時期に気をつけなければいけないのは、
「ユリ科」の植物はわんちゃん、ねこちゃんが食べてしまうと中毒症状をおこす危険性があります

花束で頂いたユリや植木鉢のチューリップ(特に球根は毒性が強い)を食べてしまった場合、嘔吐、下痢、また1日−2日のうちに急性の腎不全をおこすことがあり、命に関わります

もし、愛猫さん愛犬さんが ユリやチューリップを食べてしまった場合はすぐに病院を受診してくださいね




 
2022年04月13日 18:42

胃拡張捻転症候群という病気

わんちゃんが食後1−4時間に急に落ち着きがなくなったり、苦しそうに吐くしぐさが見られたり、よだれが止まらない、お腹が異常に張ってくることがあれば、
「胃拡張捻転症候群」かもしれません

この病気は、食後に胃の中に異常にガスが溜まり、胃が捩れてしまい、放っておくと胃が壊死してしまったり、血液の循環が悪くなってショック状態に陥ってしまう怖い病気です。緊急に対応する必要があり、また、十分な対応をしても予後不良となる確率の高い病気です

大型犬〜超大型犬に発症する病気と言われていますが、中型犬や中には小型犬でも発症することがあります

↓実際のレントゲン の写真です  ガスによって胃が非常に大きくなっています
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今回のわんちゃんも、夜ご飯のあとに上記のような症状で、時間外に来院されました
(予後良好で元気に退院してくれました)

非常に緊急性をようするため、上記のような症状が出る場合はすぐに動物病院に連絡をして、受診してくださいね
2022年04月13日 18:15

胃にあったもの(2)

今回は猫ちゃんの誤食です

猫ちゃんはひも状のおもちゃが好きですよね

ただ、ひも状のおもちゃが遊んでいる途中で切れて、誤って誤飲してしまうことがあり、気を付けなければいけません

マスクが日常生活に欠かせないものとなってからは、マスクを誤飲してしまい来院されることも増えました

ひも状異物は、胃にあるうちは、内視鏡で取り出すことができる場合もあります
(内視鏡の鉗子でつかめない形状のものや、フードが沢山胃内にある場合は 内視鏡で取り出せず、胃切開をすることもあります)

今回は、レントゲンではっきりとひも状異物がうつり、胃内には他にフードもなかったので、内視鏡にて取り出すことができました

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ひも状異物は胃から腸へすすむと腸閉塞をおこしやすく、とても危険です

猫ちゃんと遊ぶときには、ひも状のものは避ける、もしくは十分に注意してください

また、万が一誤食した場合は、様子を見ずに、すぐに動物病院を受診してくださいね




 
2022年03月30日 17:26

脾臓のできもの

今回、他の手術(目のイボの切除)の術前のエコー検査で脾臓に7-9センチくらいの大きなできものが見つかりました

大型犬さんで10歳以上です

大型犬さんでは死因のほどんどが腫瘍である、というデータがあります
今回のように脾臓にできものができて、破裂し、突然死に至る場合もあります

今回は、たまたまおこなった検査で、破裂する前に脾臓を摘出できました
※今回のできものは悪いできもの(いわゆる癌)ではなかったので切除して治療終了できました(大型犬さんでは癌のケースも多いです)

今回はたまたま発見できましたが、中年以降では(画像診断を含めた健康診断)が本当に大切だと痛感します




 
2021年12月17日 17:44

子宮蓄膿症

子宮蓄膿症とは、子宮に膿が溜まる病気です

避妊手術をしていない中年以降の犬で、食欲がない、ぐったりしている、生理が長い…等の症状があれば一番に疑う病気です
放っておくと、死に至る病気です
ごく軽度の場合は抗生剤で一時的に抑えることも可能ですが、基本的には子宮卵巣を切除する手術をします(避妊手術と同じ手術です)

今回、2.5Kgの小型犬さんから、400gもの子宮卵巣(膿がたまった状態で)を手術にて摘出しました
来院時には、ぐったりして食欲もありませんでしたが手術翌日からは元気で食欲もしっかりもどりました(回復の具合はその子によります)

子どもを生ませる予定はない場合、子宮蓄膿症になって全身状態が悪化してから手術するよりも、元気な状態で避妊手術するほうが圧倒的にリスクが少ないです
子宮蓄膿症は避妊手術で100%防げる病気です
出産予定のない女の子の場合は避妊手術を前向きに検討してくださいね

 
2021年12月17日 17:31

胃にあったもの

こんにちは

長浜どうぶつ病院は、時間外の夜間救急診療もしているため、(誤食)で来られる患者さんも多いです

今回誤食疑いで、内視鏡をしたのですが、

今回食べたものではなく、なんと1年近く前に食べていた2−3センチほどのプラスチックの蓋が胃にあり、無事内視鏡にて取り出すことができました
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1年近く胃にあったとは…

プラスチックや消化できないものを食べてしまった場合、その物が胃にあるうちには症状はでません
それが胃から進んで腸に詰まってしまうと、嘔吐下痢がおこります 
時間が経過すると腸が壊死してしまい腸を切除するケースもあります
今回は、奇跡的に長い間、腸には進まずに胃にあったことで内視鏡で取り出せました
いつ腸に進んでしまうかわからないので、たまたまですが発見出来てよかったと思います

※消化できないものを誤って食べてしまった場合、その子(犬や猫)のうんちより小さいものであれば基本的には便に出ます(針や突起物、とがった鳥の骨などは別です)
詰まる可能性がある大きさで、食べた後1時間以内であれば、まずは催吐処置(お薬で吐かせる処置)をします
それで吐かない場合に、内視鏡または胃切開にて取り出します(腸切開や腸切除は後遺症が多いといわれているので早めの決断が大切です)

※内視鏡で取り出せるものは限られていることと、胃の中に他のフードがあれば、フードに紛れてしまい異物を見つけることができないため、誤食の可能性があれば、フード等を与えずに病院にすぐに連絡をくださいね
 
2021年12月17日 17:15

ドラえもんの道具

こんにちは

最近、長浜どうぶつ病院になにやらドラえもんの道具のようなものが届きました

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これです…なんでしょう

実は、これは真菌(皮膚糸状菌症=カビによる皮膚病)の検査に使う(ウッド灯)です

皮膚糸状菌症状とは
免疫力が下がって皮膚のバリア機能がおちていると、皮膚に進入し感染します

一般的に免疫力の弱い、仔犬、仔猫、高齢の犬猫などが感染することが多い病気です(仔犬さん仔猫さんの多頭飼いやブリーダーさんのところで感染しているケースもあります)
皮膚糸状菌は生活環境下に存在していて傷付いたり、乾燥した皮膚から侵入し、毛が抜けたり縮れたりします



今までは、毛を抜いて1週間培養して検査していましたが、ウッド灯を使うとその場で判定できるようになりました
 
2021年12月15日 11:29

診療ブログについて

長浜どうぶつ病院の診療ブログも見ていただき ありがとうございます

当院のブログでは
愛犬愛猫ちゃんの異常に早めに気付いてもらったり
当たり前に元気・健康でいることの大切さ
毎日 心配事なくかけがえのない時間を過ごせることの 大切さを 知ってもらいたいという思いから
日々の診療内容を載せています

わかりやすく なんとなく知ってもらうことを目的としているので 病気についての詳細は載せていません

みなさんのご家族が 幸せでありますように

 
2020年07月13日 11:56

長浜どうぶつ病院

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