FIPの治療
猫ちゃんを飼っておられる方なら聞いたことがあると思いますが、猫伝染性腹膜炎(FIP)という病気があります
この病気は猫腸コロナウイルスが突然変異して発症するので、猫腸コロナウイルス陽性の猫ちゃんなら発症する可能性があります
猫腸コロナウイルスを保有する猫ちゃんは実は多いです
今までは、FIPを発症すると、致死率がほぼ100%と言われていました
しかし2年ほど前から、FIPに対する新しいお薬が出始め、当院でも希望される場合は積極的に取り入れて治療しています
新しいお薬を実際に投薬した猫ちゃんでは経過良好で、2−3ヶ月の投薬を終了する時点で、遺伝子検査でも陰性を示すようになりました
絶対に助からない病気と絶望するばかりではなく、改善できるの可能性がある選択肢の1つとして提案していきたいと思います
2021年12月21日 18:16